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私の住む街、宇都宮に「黄ぶな」という伝説があります。


昔、宇都宮のある村に天然痘が大流行しました。
村人は、神様に「病気が早く収束しますように」と

一生けん命お祈りをしましたが一向に収まりません。

ある日ひとりの村人が、川で病気の人に

食べさせる魚を釣っていました。

すると、鯉(こい)のように大きくて黄色い色をした不思議な

鮒(ふな)を釣り上げたのです。

病人がその鮒を食べたところ、病気はすっかり治って再びそれにかかることは

ありませんでした。

村人たちは、神様に心から感謝しましたheart.gif

それから村人たちは新年を迎えると、病気よけとしてこの「黄ぶな」の形をした物を

神様に供えするようになったのです。

「黄ぶな」は今でも宇都宮市の郷土玩具として,地元の人たちに親しまれています。

 

今は、天然痘ではなくコロナウィルスです。

「黄ぶな」に代わるワクチンが早くできるのを期待します。

しかし、ワクチンが使えるようになるまでには

これから何年もかかってしまう見通しです。

人間がワクチンで完全に根絶できた感染症は、この「黄ぶな」の話に

出てくる天然痘だけ...。

しかも、根絶までに200年もかかったと言いますから気が遠くなりますね。

現代では医療技術は格段に向上していますから、200年もかかることは

まずないでしょう。

一日も早く「黄ぶな」が釣りあげられるのを待ちたいですtulip.gif

ジャンル: 住まい・くらし・育児 — たーみん
5:09 AM  コメント (1)