私の子どもの頃の夢はスチュワーデス(現在のCAキャビンアテンダント)になる事でした
言い換えれば「かっこいい大人」になる事だったかもしれません。
スチュワーデスはまさにかっこいい大人の代表で女の子たちにとってなりたい職業のNO.1存在でした。
キリッとした制服に身を包み、さっそうと飛行機に乗り込む自分を想像することは本当にワクワクしたものです。
スチュワーデスになれば海外旅行に行けるし、知らない世界を堪能できると思ったのです。
お給料も相当いいだろうし、なにしろお金持ちとの出会いが期待できる・・
このような安易な、漠然とした考えでもありました。
しかし、良く調べてみるとその採用には身長の制限があり、容姿端麗、英語も堪能でなければならない難関でした。
それでも私は自分なりにダイエットを行い、英語の勉強も頑張って私はひたすらスチュワーデスを目指して努力しました。
実際に高校卒業時には有名な航空会社の採用試験を受けましたが、田舎娘の私に簡単に届くはずもなく不採用に終わったのです。
子ども時代は経験が少ないだけにその夢は現実からかけ離れたものかもしれません。
ですが、それゆえに自分をふるい立たせる原動力です。
私は憧れのスチュワーデスにはなれませんでしたが、それを目指して行動したことは確実に力になったと思います。
いろいろな事情で、すべての人が子どものころの夢をストレートには叶えられないこともあります。
ですが、それに向かって努力したことはその夢という言葉で表現された本質、内なる夢。
かっこいい大人になるという夢を叶えることになるでしょう。
失敗しても夢に向かって進むその姿こそ、かっこいい大人だと言えると思うのです
2020年9月14日
新しく家族を迎えたときの女の子の心の成長を描いた絵本です。
これまで女の子が使っていたベッドもおもちゃも、
今はみんな赤ちゃんものです。
大好きなお母さんは、赤ちゃんにおっぱいをあげなければなりません。
少し寂しい持ちもあるけれど、お姉ちゃんになった
女の子は赤ちゃんに何かプレゼントしたいと考えます。
とまどいながらも新しい状況を受け入れてやっと決めた、
赤ちゃんへの贈り物。
それはとても暖かいものでした。
女の子がそのちいさな知恵を巡らせて一生懸命に
自分と会話をする姿が、とてもいとおしく思えます。
いわさきちひろさんの繊細な絵もまた想像の枠を広げています。
おうちに赤ちゃんが来るとき、ぜひ親子で読みたい絵本です